熊本支社『微生物学的検査』開始のお知らせ |
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| 2012.01.16 |
謹啓
先生方に於かれましては、ますますご清栄の事とお慶び申し上げます。
このたび弊社の熊本支社にて、これまで長崎で行っていた微生物学的検査を、新年1月4日（水）より開始する運びとなりましたのでご案内申し上げます。
これに伴い細菌の依頼書・報告書を刷新し、ご利用しやすい帳票を準備させて頂きました。
又これを機に、検査全般にわたり、より利用し易い検査センターを目指し業務に精励する
所存ですので、何卒倍旧のご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
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| 謹白 |
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開設しました微生物検査室は一般細菌検査室、抗酸菌検査室、遺伝子検査室の3つのエリアに仕切られています。一般細菌検査室には、全自動血液培養装置、全自動細菌検査装置を導入し微生物検査の自動化による迅速・正確な検査結果の提供と、安全キャビネットによりコンタミネーションを防止し安全な業務を目指します。また、抗酸菌検査室にも安全キャビネットを設置しコンタミネーションの無い検査と業務感染防止に注意を払います。
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遺伝子検査室では、個別に検査準備室と測定室を用意し、栄研化学（株）より導入しましたRT-160C(LAMP法 Realtime Turbidimeter)を用いた、新しい生喀痰から直接遺伝子検査による結核菌群DNA検出検査を始めます。
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| 微生物検査室と検査装置 |
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| 全自動血液培養装置 遺伝子検査装置 全自動細菌検査装置 |
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 従来より１日早い検査結果の提供
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塗抹鏡検や迅速検査結果の速やかな提供
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培養翌日に臨床的に重要な菌の報告
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血液培養装置陽性時の迅速な塗抹鏡検結果報告
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全自動細菌検査装置による迅速・正確な同定と感受性結果報告
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装置の微量液体希釈法による正確なPRSP,BLNAR,ESBLなどの耐性菌の鑑別とMRSAのVCM感受性試験の低濃度域MIC値報告
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喀痰から直接に遺伝子検査による結核菌群DNA検出検査の開始
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1. 細菌検査検体は長崎本社まで輸送し検査を行っていましたが、熊本で直ちに検査をすることで1日早い検査結果の提供と、輸送・保管による細菌の減少の危険性を回避し検出率の向上を図ります。
2. グラム染色や抗酸菌染色鏡検及び迅速キットによる検査は迅速な感染症診断に役立つことから速やかな結果報告を心がけます。
3. 検査翌日に判定できる培養結果から臨床的に重要な細菌であれば速やかな情報提供を行い診断治療に役立てます。
4. 全自動血液培養装置バクテアラートは敗血症の迅速診断に有用で、血液培養陽性時のグラム染色所見は菌種推定と投与薬剤の選択に役立ちます。
5. 全自動細菌検査装置Walk Awayは細菌の同定と薬剤感受性試験を18時間で検査し結果を迅速に提供します。薬剤感受性試験は微量液体希釈法（MIC法）を用い、MRSA,ESBL,PRSP,BLNAR,MDRPなどの薬剤耐性菌の検出に威力を発揮します。
6. PRSPやBLNARの検出は感受性試験用MICパネルを用いた正確な微量液体希釈法による鑑別を行います。また、低感受性化の進むMRSAのVCM感受性試験では低濃度域のMIC値を測定し報告します。
7. 遺伝子検査として、新しい核酸増幅法のLAMP法によるLoopamp結核菌群検出試薬キットと検査機器を導入し結核菌群感染の迅速診断が可能となりました。
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